リスキリングはもちろん、リ・スキリングな訳ですが、口に出すとどうしてもリス・キリングになりそうな森田(り)です。
さて、52%が読書さえしない日本人が本当に学び直しなんてできるの?という記事がありましたが、最近は私もそれなりに反省して、読書をしています。
前回のこちらに乗っかるカタチで、簡単にレビューします。この二週間ほどで読了したものです。
その人事給与制度をやめなさい(福田秀樹)
病み上がり、読むきっかけになった本です。最近社内で評価制度のことを言わなくなったのはこれのせいです。
モノマネはしない。会社固有の問題については固有の解決策を。
昨年読んだ「人事の組み立て(海老原嗣生)」と合わせ、輪郭がはっきりしました。
ギフト(原田マハ)
名前はもちろん知っていたので、チャレンジしましたが、おじさんにはどうもむず痒い感じでした。
彼女の彼が出てこない話だからか、「雨上がりの花」が爽やかな気分になりました。
できるだけじゃない。強く美しいひとに憧れる女性の話。
運気を磨く〜心を磨く3つの技法(田坂広志)
本当は「死は存在しない」が読みたいのですが、AmazonUnlimitedにあったこちらを。
超時空的無意識、ゼロポイントフィールド、引き寄せの法則などのワードが並ぶと、そっち?と思いがちですが、食わず嫌いせず、深く噛み締めることをお勧めします。
あなたは、世界であり、世界は、あなたである。、、、深すぎる。
人は聞き方が9割(永松茂久)
読んだ後、「話し方が9割」も読んでいたことに気づきました。
書店のランキングの棚でいつも見る印象。
目次の「オンラインでいい空気を作る3つのコツ」という一節が気になり、読み始めましたが、あっという間に終わります。話9同様、すぐ忘れてしまうかも。
武器になる哲学(山口周)
この中では一番楽しかった本。巻末の「哲学ブックガイド」に上記田坂氏の著作(使える弁証法)案内もあり、偶然のつながりを感じました。
50のキーコンセプトはお腹いっぱい。
コンセプトごとに(割と)問いかけや投げかけで締められることが多く、都度立ち止まって考える本。
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?(山口周)
「武器になる哲学」を読んで、深掘りした訳ではなく、手が触れて購入してしまった本。しかし、内容は相変わらず楽しい。
アート、サイエンス、クラフトのバランス。
真・善・美をもって、システムは内側から変える。
【知らないことを知る・素晴らしい表現に出会う・凄い人(著者)の存在を知る】という読書の楽しみは、例えるなら、美味しい料理と旨い酒を堪能する時間、新しいキャンプ道具を初おろしする高揚感、大物を釣り上げ命をいただくまでの一連の感動に匹敵する脳内麻薬が出ているような気がします。冗談抜きに。