音位転換

Unsplashlorimcmが撮影した写真

漢字が出てこなくなったと感じるのは老若男女問わず、現代人の多くが感じるところではないでしょうか?

筆記ではなく、タイピングが圧倒的に優勢になり、大体が正しい候補を間違いなく変換してくれることが原因なのは間違いありません。

漢字だけでなく、時に「シュミレーション」をタイプすると、「趣味レーション」になってしまったりすると、『ん?正しくないのか?』と立ち止まるわけです。

で、正しくは「シュミ」ではなく「シミュ」であることをネットから教えてもらうことになります。

この音の変化は「発音のゆれ」として説明されており、次の5つのタイプに分けられるとのこと。

  • 撥音(「ン」)が長音(「ー」)になる場合。原因(ゲンイン→ゲーイン)×
  • 拗音(特に「ュ」)が脱落する場合。授業(ジュギョウ→ジギョウ)×
  • 連続する同じ母音が単音化する場合。唯一(ユイイツ→ユイツ)○
  • k や s などの子音(無声子音)に挟まれた母音が脱落する場合。洗濯機(センタクキ→センタッキ)○
  • 前後の音が入れ替わる場合。コミュニケーション→コミニュケーション○

※○×はMACの日本語IMでの変換可否です(ユイツでも唯一と変換される)。

今回、日本語の「発音のゆれ」問題を気付かせてくれたシミュレーションは「前後の音が入れ替わる」パターンとなり、音位転換と呼ばれます。

要するに単なる言い間違いですが、市民権を得て当たり前になっている例は新しい(アタラシイ)【本来はアラタシイ】秋葉原(アキハバラ)【本来はアキバハラ※諸説あり】などがあります。

当地・各務原もカカミガハラなのか、カガミハラなのか、カガミガハラなのか、このミッパラ問題も、今後はしたり顔で「音位転換ですね。」と一言で片付けることにいたします。

昔流行った「言いまつがい」もほぼこれですかね?

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