久しぶりにお店がいっぱい集まったところに行きました。
「いらっしゃいマへぇ~ぃ↑どうぞご覧くださいまへ〜ぃ↑(鼻声)」があちこちから聞こえてくるところです。
聞くたびに自分には無理だと感じ、尊敬しつつも、あまり長くお話ししたくないな。と心の中で思っておりました。
そんな中、私にフィットした接客がありましたので、ご紹介。
そのお店の店員Aは私の息子と同じくらいの年齢、左後方約5度の方向からおもむろに「ついに梅雨、入っちゃいましたね。」「雨、降ってました?」
私「いや。着いた時は晴れてたけどね。」
A「こんな時期はルーズな形のTシャツとショートパンツがよく出てます。」
もちろん、「この辺りが売れてますよ。手にとって、試着して、買って行ってくださいよ。」の意味ですが、入りと距離感がちょうど良い感じ。
そして先輩店員らしきBも(変な鼻声は出さず)手にとったchacoのサンダルに「それ、ウッドストックとのコラボで新作っす。」から自分が履いているshakaの方がいかに優れいているか、妻が履いていたtevaも少しディスりながら、ついに私を試し履きのステージにまで引き上げました。
それ系のサンダルがこの夏は一つあっても良いかなと感じていた私はB君の必死の営業トーク(ウソ情報)も微笑ましく、優しく頷きながら、「一番欲しい色じゃない」など少し焦らしも入れながら、攻防を楽しんだ後「じゃ、これちょうだい。」の最終ステージに。
心の中で作ったガッツポーズが、分かりやすく出てしまっているB君でしたが、先輩としてクールを装っているところがまたNICE!
支払いのためにレジで対峙すると、忘れずソックスを勧める、その基本姿勢も懐かしさを感じます。ポテトもいかがですか的な接客が今却って新鮮です。
手に入れたNEO BUNGYにはもちろん満足ですが、これが「コト消費」かと実感した一瞬でした。(ちょっと違うか。)
ある商品やサービスを購入することで得られる、使用価値を重視した消費行動。