七夕の日に厚生労働省・雇用政策研究会が「議論の整理」を公表したことは大半の方が知らないことだと思うので、さわりだけご紹介。
当社に籍を置く社員に向け、自分なりに簡単な言葉で意訳します。(興味がある方だけ見てください。)
その名も「議論の整理~コロナ禍の経験を踏まえた、不確実性に強いしなやかな労働市場の構築に向けて~」
労働市場に関してもともと問題があったところに、コロナの影響で更に新たな課題がはっきりしてきました。課題解決のために「しなやかな労働市場」がテーマ。そのための考え方(方向性)をまとめましたよ。と。
目次
で、まずは新たな課題や変化が何なのか(現状分析)
- 宿泊、飲食がダメで、女性や高齢者が労働市場から退場してしまった。
- 企業のデジタル化が進んだけど、大企業vs中小企業、都市vs地方で格差拡大。
5つの課題について、具体的に整理
- 人手不足の懸念、処遇改善や支援の促進、ミスマッチの解消
- 働き方の多様化、労働者のメンタル面の健康度を上げる雇用管理
- デジタル化と生産性の向上、格差を生まないことが大事
- 豊かな人生と職業生活、家庭内男女格差なども
- 都市と地方の地域間格差、テレワークの促進で人手不足解消
これらの課題から構築すべき労働市場は
短期的な経済情勢の変化や長期的な産業構造の変化に対して、柔軟に対応でき、かつ回復力を持ち、持続可能な労働市場を目指すべき。これが「しなやかな労働市場」。
実現のための仕組みづくり、4つ。
- 労働者の仕事に対するワクワクを高め、企業の戦略的な人事育成が必要
- 企業はあの手この手で人材を育成し、労働者は自律的なキャリア形成を意識すること
- 改善を重ね、魅力的な職場環境の提供により、労働者の幸せ感をUP
- どのような働き方であっても安心して働けるセーフティネットの構築が必要
あらためて見返すと、、、、何だこれ。普通すぎるし、なんの面白味もない、、。
大事なことですけどね。
勉強になったのは知らないワードを定義できたこと。
【ワーク・エンゲージメント】主に従業員のメンタル面の健康度を示すもので、主体的に仕事に取り組んでいる心理状態を表す。
【ウェル・ビーイング】心身と社会的な健康を意味する概念。瞬間的な幸せを表す英語「Happiness」とは異なり、「持続的な」幸せを意味する。